支部と研究会への勧誘

 本日は東京都診断士協会主催のスプリングフォーラムへ参加した。
いわば中小企業診断士の新歓イベントである。一通り各支部のプレゼンによる紹介が行われ、その後はブースによる研究会の説明、先輩診断士による相談会が行われた。そして、その後は大広間での懇親会が行われた。
 私は神奈川在住につき、神奈川県の協会に入る方向で考えていた。そのため、東京都の協会に入るかどうかは決めておらず、当然どの支部に入るかも考えていない中での参加であった。
各支部のプレゼンを聞いて思ったのは、プレゼンターの良し悪しで印象は変わるが、活動内容にはそこまで大きな差はなく、もし入る場合は活動エリアや参加したい研究会、単純に相性で判断してよいと思った。(なお、そのあとの懇親会で聞いた話では、あとから自由に支部を変更できるのだとか。。)
 
 研究会の紹介ブースでは、さながら大学のサークル勧誘のような形でそれぞれの研究会にてチラシが配られ、簡単な紹介を聞くという形である。なかなか新鮮であり、事前に話を聞く研究会は決めていなかったので、マーケティング、組織開発、BCP、ものづくりなど脈略無く10個くらいの研究会を回って情報を収集した。
 私自身はIT専門でやってきたため、今後もITをベースとして活動しようと考えている。したがって、今足りていないデジタルマーケティングなどの分野が有力かと考えていた。しかし、まったく興味のなかった研究会の話を聞いてみると、逆にIT系のノウハウが無いためそういった人に入ってもらいたい、という話も一方で聞けた。これまで自分の成長の事しか考えていなかった身としては、自分の力を他者の成長に活かすという視点が足りていなかったと思った。

人脈がすべて?

 懇親会については、横と縦のつながりを作るために参加した。会長の挨拶の中にも「この懇親会からが診断士活動の始まりです」といったような話もあったし、諸先輩方の話を聞くと一様に「人脈がすべて」という話である。その理由として、仕事の依頼をするにしても誰だかわからない人には依頼はできないため、ということである。
 なお、人脈作りについては自身もそんなに得意ではなく、社交的な人の方が拡げやすいため、ある程度個人の性格によって左右される部分がある。そういった意味では、性格によって診断士としての仕事の幅や成果が左右されるという状態は、あまり好ましいとは思っていなかった。また、「人脈がすべて」という表現が、古い旧態依然のコネや利権的なイメージをしてしまう部分があったので、なおさらそう思うのかもしれない。

 しかし、一方で、診断業務をする上では経営者と接するためのコミュニケーション力は重要な要素であることは否めないし、診断士もピンキリなのである意味理にかなっているのかもしれない、と思い始めている。特に、診断業務を行う場合、企業に応じた施策を講じるため、その分野に特化したスキルを持つ人材が求められる。そういった診断士の人材データベースは一元的に用意されていないため、やはり人伝で探すしかない。今や診断士は、プラスアルファが無いと求められない、ということも示唆している気がする。「人脈がすべて」というワードの中にはこういった意味が含まれていると思う。

 一方で、中小企業診断士は中小企業を支援する役割である。数多の中小企業を支援する上では、診断士の分母を増やし対応力を高めることが国に求められていると思っている。人脈のみの世界では、本来活躍できる人が埋もれてしまっている、という可能性もあるのではないか。特に企業内診断士については、本業もあるし自ら動けていない場合が多々あるように思われる。そういった意味では、効率的なマッチングという部分について、今後仕組みとして突き詰めていく必要性も感じられる。

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